2015年12月23日水曜日

心房細動の3大原因 加齢、心臓病、アルコール

心房細動の3大原因は、1)加齢、2)心臓病、3)アルコールです。

下の表は、アメリカ合衆国と日本の疫学的調査により判明した、心房細動の危険因子です。細かいところは多少異なりますが、この2つに共通することは1)加齢、2)心臓病(高血圧、弁膜症、心筋梗塞、心筋症)3)飲酒です。

また、この3つに共通することは、心臓にストレスがかかった状態だということです。1)加齢とは老化現象のことであり、老化すると心臓が疲弊します。2)心臓病では心臓に直接ストレスがかかり、3)アルコールは量が過ぎると、アルコールの心毒性により、心臓にストレスがかかります。

歳をとるのは避けられません。しかし、多くの心臓病と過剰飲酒に関しては、生活習慣を改善することで、コントロール可能です。そういう意味においては、心房細動も生活習慣病の1つと言えるのかもしれません。

左はアメリカ合衆国のフラミンガム研究、右が日本の久山町第2集団研究です。










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